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兵庫県柔道整復師会は、創立から100年以上の歴史を誇り、2013年には柔道整復師の団体としては公益認定を受けた県内唯一の団体となりました。柔道整復師は厚生労働大臣から認可を受けた国家資格であり、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)などの損傷や傷害の施術を専門としております。
私たちの施術は、手術や薬物療法などの方法に頼らず、手技療法による《手当》そのものを行うことに重点を置いています。そして接骨・整骨院として独立開業し、地域社会に密着し人々に寄り添う活動を行っています。その歴史は700年以上前に遡り、東洋医学の一翼を担う日本独自の国民医療として受け継がれ、2002年には「Judo therapy(柔道療法)」としてWHO(世界保健機関)によって世界の伝統医学のひとつに認められました。
当会の事業活動としましては、まず公益目的事業を主体に活動しています。毎年、会員だけでなく県内の柔道整復師すべてを対象におこなう「保険講習会」や学生も参加できる「学術研究会」を開催し、医学的研究と柔道整復師の資質向上に取り組んでいます。また、小学生を対象にした「少年柔道大会」を開催し、柔道の普及と青少年育成に力を注いでいます。
さらに、県内で開催される各種スポーツ競技や市民マラソン大会などのイベントにおいては、ケガの予防や治療の為に「救護トレーナー」を派遣し、過去には兵庫県知事より「感謝状」をいただくなど、その活動が高く評価されております。
そのほか、療養費受領委任制度や介護保険制度に協力する事業を行っており、介護予防事業では、私たち柔道整復師は「機能訓練指導員」として活動し、多くの高齢者のフレイル予防にも尽力しています。2002年からは神戸市内の介護老人福祉施設で体操を中心に機能訓練を指導しており、特に転倒予防を目的とした「転倒予防柔ら体操」を我が会独自に考案し、現在十数施設で継続的に指導を行っています。
このように私たちは、地域社会に根ざした信頼される柔道整復師を目指し「人にやさしい医療」を提供するために日々努力しております。
公益社団法人兵庫県柔道整復師会の会員章を掲示した「接骨・整骨院」では、ケガをされた際、高い知識と技術で対応させていただき、各種保険も取り扱っていますので安心して施術を受けていただけます。
どんな状況においても、地域の皆様の健康と幸福を第一に考え、最善の施術を提供することをお約束いたします。お気軽にご相談ください。
役職 | 氏名 |
会長 | 上田 篤 |
副会長 | 菱谷 憲嗣 |
副会長兼広報事業担当 | 小松 立周 |
総務担当理事 | 塚本 順久 |
経理担当理事 | 清家 万義 |
保険担当理事 | 橋本 幸士 |
学術担当理事 | 本田 雅彦 |
健康福祉担当理事 | 三木 靖治 |
柔道担当理事兼総務担当 | 佐伯 高志 |
古代すなわち弥生時代に骨折の治療として添え木を当てたあとが、すでに認められていたと言う。
さらに朝鮮半島や大陸から、文化が入りその技術も高度化・専門化していった歴史がある。
律令時代には、按摩という職名で骨・関節の損傷を扱う専門職があった。
江戸時代には、東洋医学系・蘭学系・日本の独自色の濃いもの・柔術系の4つが技術を競い
整骨医学は大きな発展をとげる。
明治に入り西洋医学一辺倒の体制に変わり事実上東洋医学は禁止されてしまう。
大正にはいると柔道の祖・嘉納治五郎らの助力を得て、柔術家が中心となり接骨復活の運動を
展開する。
大正9年柔道整復術と名を変えて、打撲・捻挫・脱臼・骨折の治療が公認される。
大正10年兵庫県知事に設立認可を申請。大正11年兵庫県柔道整復師会として発足創立される。
昭和に入ってからも先人達は学術講習会等地位向上の運動などに取り組む。
昭和14年健康保険の取扱が認められ、さらに戦後GHQの指令で一時全面禁止の危機に瀕したが、
全国組織挙げての巻き返しと国民医療への寄与により存続が認められた。
昭和22年戦後の混乱の最中全国に先駆けて研究部を設置する。昭和37年社団法人認可となる。
大正10年 | 12月28日兵庫県知事に設立認可申請 |
大正11年 | 3月3日兵庫県の正式認可を得、兵庫県柔道整復師会創立 |
昭和37年 | 社団法人認可 |
昭和49年 | 社団法人 兵庫県柔道接骨師会に改称 |
昭和52年 | 神戸市中央区中山手通に兵庫県接骨師会館竣工 |
昭和55年 | 兵庫県柔道接骨師連盟創立 |
平成4年 | 救護班スタート |
平成5年 | 神戸市兵庫区塚本通に新会館竣工 兵庫県柔道接骨師協同組合創立 |
平成9年 | 災害時におけるボランティア活動に関する覚書を兵庫県と締結 災害時における応急救護活動についての協定書を神戸市と締結 |
平成10年 | 明石海峡大橋完成記念イベントでの救護ボランティア活動 |
平成12年 | 指定居宅介護支援事業者「接骨介護ステーション」設立 |
平成13年 | 第13回世界移植者スポーツ大会での救護ボランティア活動 |
平成14年 | 4月16日社団法人 兵庫県柔道整復師会に改称 兵庫県柔道整復師会 創立80周年・社団法人設立40周年記念式典開催 柔整救護トレーナー講習会開催 機能訓練指導員として施設等への派遣 |
平成15年 | ホームヘルパー2級資格取得講座開催 |
平成16年 | 「超音波講習会」開催 |
平成17年 | 「スポーツ科学講習会」開催 |
平成18年 | 日整「機能訓練指導員認定柔道整復師講習会」を本会にて開催 のじぎく兵庫国体、兵庫大会(障害者大会)でのボランティア救護活動 「市民公開講座」開催 |
平成20年 | 兵庫県柔道整復師会 創立85周年・社団法人設立45周年・協同組合設立15周年記念 式典及び記念祝賀会開催 「元気アップ兵庫指導者講習会」開催 |
平成21年 | 本会が選抜した兵庫県少年柔道チームが講道館における 「第18回日整全国少年柔道大会」で、平成17年度の大会以来2度目の優勝を遂げた |
平成23年 | 公益社団法人化を目指す「一般社団法人兵庫県柔道整復師会」を別に分離・新設 |
平成25年 | 兵庫県柔道整復師会 創立90周年・社団法人設立50周年・協同組合20周年記念式典及び記念祝賀会開催 |
平成25年 | 「一般社団法人兵庫県柔道整復師会」が公益社団法人として認定され 「公益社団法人兵庫県柔道整復師会」が誕生した |
平成26年 | 従来の社団法人が「一般社団法人兵庫県柔道整復師会」として認可された |
平成29年 | 療養費委任払い取扱いが一般社団から公益社団に移行認定された |